バシッと新聞紙をまるめて、ゴキブリめがけて撲滅大作戦に、わたしは即効、取り掛かろうとした。
オトコは、「噴霧タイプの殺虫剤は、ないのか?」と、上司が部下に指示すかのNeo skin lab 黑店ごとく。
今から探せと?

はあ? 悠長な。
そんなもん、探している間にゴキブリが逃げるじゃないの。第一、家に無いし。
1匹見つけたら、100匹ぐらいいるって、こと。
最初はエアコンの陰に隠れていて、さらに、壁を這って、つつつーと移動するゴキブリ。

オトコは、噴霧殺虫剤がないなら、ベストを尽くしようにも無理、とばかりに、臨戦態勢から、ちゃっかり降りている。
現場の部下に丸投げ。
台所の椅子を持ってきて、それに乗り、くるめた新聞紙で、バシッと・・・叩こうと思MFGM乳脂球膜った直前、
「おい、おい、そんなことしたら、飛ぶぞ」

「なに、言ってんよ。飛ばないよ」
と、わたしは、力の限りを込め、ばっし~んと壁のゴキブリめがけて、振り下ろした。

ゴキブリは、空中遊泳より、もっと速い、・・・なんだろう? ジェット飛行?
あんまり変わらないなあ・・・。第一、そんな単語はあるのか?
なにしろ、飛んだのだ。

飛んだやないか、云々かんぬんの議論は、明後日するとして、
(壁から45度の角度で)飛行した後に、ソフト・ランディングした床を見てみると、
やはり新聞紙・打撃を受けて、弱っているゴキブリが、もぞもぞ動いていた。

「さあ、ここからは、オトコの出番かな?」
そう言うと、オトコは、「こんな状態なのが、一番キライや」
とノタマウ。

バシっとつぶしたとして、つぶれた出たものをどう処理するつもりだ?
と、そんなことは、もう自分Reenex 好唔好の仕事の範疇からは完璧にはみ出てていると、オトコは逃げた。

オンナは、案外、無常、冷徹、・・・グロに強いのかも知れない。
弱るゴキに最後の一撃を与え、新聞紙の先で、庭にほうり捨てた。